1. |
パラダイス
02:58
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朝から晩までビールを飲んで
ツマミは山菜そこらで採って
パラダイス
波打ち際で足元を冷やすよ
甘くて酸っぱい果実が実れば(もうそこは)
パラダイス
パラダイス パラダイス
私の秘密 パラダイス
パラダイス パラダイス
誰にも秘密
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2. |
mukashi
03:16
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昔
この街が海で浸ってたころの話
青い空が 少しずつ海に溶け出した
らしい
♪
昔
大泥棒が海の魚をぜんぶ奪って
怒った神様が海を枯らしてしまった
らしい
昨日
まではただの小さな町にも
やさしい風が吹き 古代の海に変わってしまう
らしい
♪
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3. |
ジュース(mukuchi ver.)
03:40
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君はいずれやくざになるだろう
風化したがけ地の岩
銃口を私にむけて
私はその闘いを受けるだろう
君の欲しいものが何かわからないままで
ジュースがこぼれつづける
君はいずれやくざになるだろう
5cm上昇した海水面
ドラム缶に私を放り入れて
私はその闘いを受けるだろう
君の欲しいものが何かわからないままで
ジュースはこぼれつづける
そして君はやくざになるだろう
いずれ忘れる私の名前を
その日ようやく覚えるだろう
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4. |
深海旅行
04:10
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深海旅行しよう
吸い込まれた2人は
手なんか繋がずに
深みへの階段登ろう
息を止めて
浮いていく泡を見よう
遠い水面に空
花が咲いている
だれも知らない花なの
だれも知らない
深海旅行しよう
明日はなくてもいい
帰り道のない旅を
いつまでたっても続けよう
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5. |
消えかけの街灯
03:00
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海辺の道の消えかけのライト
君は堤防に腰掛けて
声もかけずに
うしろを通り過ぎる
少し早足で
海辺の街のやわらかなライト
沈む夕日気にもとめずに
何もなかった
ことにするには少し
時間が早すぎる
明るいネオンも喧騒も
ここに無いことが今はたださびしい
海辺の道の消えかけのライト
君は堤防に腰掛けて
次に会えた日は
何を話せばいいかな
今どこで何してるの
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6. |
ユー・ドント
03:27
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駅前のバス通りの木がすべて枯れ一枚の葉もない
そろそろ海も人を寄せつけなくなってきたのさ
おそろしい大きさの鋭角の棘だ
お前たちには見えないが
終わっている息を吐きながら窓の外を見て15年前を考える
これから会社に置きっぱなしの自転車を取りに行くよ
このバス(時速50km)に誰が乗っている そんなことさえ
お前たちには分からないよ
雨がかかっている 雨は降り続く
でも怒りが溶けないんだ
波を見て何かを思う日もあれば何も思わない日もある
そんなことをいちいち肯定も否定もされたくないでしょう
強い風 濁っても海の底は見える
お前たちには見えないが
お前たちには分からない 何も見えないよ
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7. |
雪の積もらない町
02:34
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ベランダへ出ればそこに
海が見えるさ 潮風なのさ
だれもかれも
魂のぬける
ここは雪の積もらない街
船はいくらでも通るさ
しずかな夜に汽笛がなれば
老若男女
おどりだすような
ここは雪の積もらない街
夏が君を呼んでるか
それじゃ諦めよう
待ってるさ道ばたのどこかで
ここは雪の積もらない街
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8. |
粉の人
01:47
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カメリヤ
君はまるで粉だね
私は あわてる 風が吹くと
ばからしい
夏の陽が突き刺さる
帰れば 私は ひとりさ カメリヤ
カメリヤ
やさしい かわいい さびしい
私は あわてる 風が吹くと
ばからしい
夏の陽が突き刺さる
帰れば 私は ひとりさ カメリヤ
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9. |
流氷の家
03:33
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熱帯のような場所ならば
息もできないのは当然かもね
黒と青の羽があるなら
踊れたのに ここで音楽をかけて
熱帯のような場所ならば
胸が苦しいのは当然かもね
黒と青の羽があるなら
踊れたのに ここで音楽をかけて
北極の海の流氷の上に風で吹き飛びそうな家を建てて
そこでサメか何かに飲みこまれてしまうのを待つことにするよ
いっそ
熱帯のような場所ならば
心を焼きつくしてみたいなんてさ
黒と青の羽があるなら
踊れたのに 君と踊ってみたいのに
南の国へ行けないのかな
南の国へ行けないみたい…
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10. |
引き出し
03:19
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バイクで二人乗りする男女を見かけたら
私の心はしずかに死んでいく
大失恋も大恋愛もなかったわ
私の心はしずかに死んでいく……
ほんのり好きだった君を街で見かけた
私と真逆の人と歩いている
まるでこの世が今日から始まったかのように
君はもう私の顔を忘れてる
髪をほどいた
だれも見ていないのに
私の心はしずかに死んでいく
かすかな痛みを
引き出しにしまいこんでは、
私の心はしずかに死んでいく……
(そのうちいいことあるよね……)
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11. |
海の生き物
04:03
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君がもし来世貝にでもなって
私がもし来世漁師になったら
君が海でどんな音楽を聴いているか
気になって仕事にならない
私がもし来世シャチにでもなって
君がもし水上バイクが趣味の人なら
平行線でいつまでも とおくの国まで
とおくの国まで海を行こうか
帰る場所を探している
いつも
君が眠ったのを そっとたしかめる
そして眠る
私がもし来世シャチにでもなって
君がもし水上バイクが趣味の人なら
平行線でいつまでも とおくの国まで
とおくの国まで海を行こうか
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